リスボア（葡京）ではオールドウィングに部屋を取った。ここに腰を据えて遊び呆けるわけだから、泊る場所は大事だよな。
チェックイン後、買い物に行くと言う嫁と分かれて俺はホテルのカジノに出撃した。


まずはカジノ全体を見渡したが客の入りは上々だ。競馬もオフシーズンなのでギャンブル好きがカジノに集合しているみたいだな。
だいたいがガラガラのカジノでハウスと差しで勝負しても勝てる訳が無い。これくらいの客の入りならいい勝負が出来そうだ（笑）


まだ日も高いし、VIPルームは夜の楽しみに取っておこうと思い、まずは2時間ばかりジャッキー（ブラック・ジャック）で遊んだ後、大小でちょっとした勝負を賭けてみた。
一進一退だったところに買い物帰りの嫁が顔を出した。
勝負はトントンだったが、丁度腹も減ったので切り上げることにしてやろう。
とりあえず勝負はお預けだ！


嫁のリクエストでまずは広東料理を食べたのだが、食材は地元で取れるシーフードと中国から入って来る野菜を絶妙な味付けで出してくれる。
東京で食ったらいくら取られるかわからないような食材がテーブルに並ぶわけだ。マカオビールを飲みながら料理を楽しんだ。
ここ数年は中国の景気も上向きなようで地元の人たちも豪華な食事を楽しんでいるね。
食いしん坊な俺達は美味しそうな料理を食べている人たちの真似をして同じ料理を頼んだりした。
大散財と思いきや、お勘定を済ませてみると予算の範囲内だった。この安さは何なんだ、香港の2/3ぐらいではないの（笑）
マカオビールは青島ビールとはちょっと違った味わいがある。
なんでもキリンビールの子会社が出資しているとの話だ。日本で飲むキリンの味とはまったく違うが、この土地でしか出せない味なんだろうな。


ホテルに戻って一休みした後、カジノのVIPルームに顔を出してきた。
適当に遊んでいると、驚いた事に3か月前にウォーカーヒルで知り合ったギャンブラーと再会したのだ。
この方は名前は伏せるが某上場企業の管理職なのだ（笑）
俺の事を大手のIT企業のオーナーと勘違いしているようなのだが、そりゃ違うって（笑）
まあ、2人仲良くバカラで戦ってきた。結果はちょい浮き程度だったけどね。
明日の朝一番で香港に向かう彼を残して、俺は12時にはVIPルームを後にした。
東京で彼と再会するのが楽しみだ。