辺見トリオの素晴らしいライブレポート
いろいろな人との出会いがあるけれど、辺見さんとの出会いはすごかったな。
「ウェルテル」というバンドのライブでの出会いがここまで発展するとは(笑)
そのライブの打ち上げで、妙にジャズっぽいフレーズの事を質問すると、
「実はジャズがメインなんですよ」だって(ドッカン・・・)
それからは辺見さんと打ち上げの時にジャズの話をするのが楽しみになってきた。
もしかすると、私と辺見さんはどこかのジャズバーですれ違っていたかも知れないし、競馬場で隣り合わせになったことがあるかも知れない。
でも、お互いが知り合い、2人の間に会話が発生したのはライブの後の打ち上げの時だ。
人との出会いって偶然なのかなとも思うけど、大事なものだなと感じるよね。
昨年の暮れから辺見さんは自分のトリオを結成して、ジャズに軸足を移して活動をはじめた。
和光のライブハウスでの「ワイルド ターキー事件」や「イーグル カフェ事件」を通じて辺見さんと親しくお付き合いさせていただくようになってしまった。
こりゃ困ったぞ・・・だって私はジャズが大好きなのだから(笑)
2006年に入ると、辺見さんはついにHPも開設してしまった。
私達のHPとも快くリンクを張ってくれたり、辺見さんはストイックな外見とは違い、とても愉快で軽い一面を持っている人なのだ。
ちょっと気難しそうな雰囲気があるけれども、私は音に酔っている時と酒によっている時は怖いもの知らずだから平気で話し掛けていた。
辺見さんは酔っ払いのたわごとにも真面目に応対してくれるナイスガイなのである。
2月2日に大宮の「Acoustic House Jam」でライブをやるというメールをいただいた。
早速行ってみたところ、とても楽しそうな立地に驚いてしまった(笑)
あんまり飲みすぎるとライブの帰りに寄り道したくなるようなところがたくさんある。
お店自体は作りにお金がかかっているな〜ってかんじの凝ったデザインのレイアウトだ。
オーナーさんに伺ったところ、有名なデザイナーに注文建築で作ってもらったとの事だった(納得)
音楽を聴くことをメインに考えているから音響効果は素晴らしい。
よい音を聞かせるためにスペースを贅沢に無駄遣いしている。
今夜はこんな素晴らしい環境でジャズを楽しめるんだな。
さて、今夜はボンベイ サファイアをボトルで頼んでみようかな。
今回のメンバーはベースが池田和仁さん、ドラムが中村吉伸さんのトリオにゲストヴォーカルにみづほさんを加えた編成だ。
このトリオの演奏はワイルド ターキー事件が起こった和光のライブハウスでも聴いている。
ほぼ客席は一杯で、みんなリラックスしてお酒を楽しんでいるみたいだ。
メンバーがステージに上がると、チューニングもそこそこに音が弾けた。
オープニングは「So What」厚みのある音がビートに乗って流れてくる。
2曲目は「Have You Met Miss Jones」早いテンポが心地よい。
メロデイーはスムーズだし、観客のお酒のペースも進むだろうな(笑)
3曲目で池田さんのオリジナル「Happy Snow」コミカルなテーマだが、池田さんの人柄が溢れている。
4曲目は辺見さんのオリジナル「Fathe's Dream」かつての野球少年がジャズに目覚めていく成長の過程で父親の思いを裏切っていく葛藤がにじみ出てくるようなメロデイーだ。
ヘミングウエイが聴いていたら、この曲をモチーフにして長編小説が書けるだろうね。
ここでゲストヴォーカルのみづほさん登場。
みづほさんの声はしっとりしているが腰の強い声だ。
小柄な彼女のどこからこんな声が出てくるのだろうか?
スタンダードを3曲歌ったのだが、トリオの演奏と息の合った掛け合いも完璧にこなしている。
「You'd Be So Nice to come Home To」「Love」「Autmn Leaves」素晴らしい選曲ですね。
共演するのは初めてだって言っていたけれど、本当だろうか?
第一部のステージはあっと言う間に終わってしまった。
楽しい時間はいつも突然に終わってしまうんだよね、まだ第二部があるからお楽しみはこれからだ。
メンバーはお客さんとにこやかに会話をしながらステージを降りてゆく。
私はちょっと疲れたな。
飲みながら聴いていると、ついつい音にのめりこんでしまうんだよね。
第二部の演奏も無事終了して本日のライブは終了しました。
終わってみると楽しい時間は本当に短い。
第二部はじっくり聞かせるピアノを中心に選曲したステージです。
夜もふけてきて、お客さん同士が演奏についてコメントしあったり、やっぱり音楽って素晴らしいです。
素晴らしい演奏にikeもヘロヘロに酔っ払ってしまいました。
最後にメンバーの紹介をいたしましょう。
池田 和仁さん | 中村 吉伸さん | みづほさん |
とてもお洒落なベースの池田さん。 この人のベースは堅実でドライヴ感が抜群です。 |
分厚いビートをたたき出すドラムの中村さん。 走り出すととまらない激しいビートはドキドキものです。 |
不思議な雰囲気のみづほさん。 辺見さんがこの人に曲を提供すると面白そうですね。 |
最後になりますが、辺見さんとアロハファクトリーのお付き合いは始まったばかりです。
ジャズとアロハとはダイレクトなつながりはありませんが、これからもお互い協力しあって行きたいですね。
これからも素晴らしい演奏を続けてください、私たちもアロハの美しさを追求していきますから。
撮影に快く協力してくださった「Acoustic House Jam」さんどうもありがとうございました。
ボンベイ サファイアのボトルを人質に置いておきますから、今後ともよろしくお願いします(笑)
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