年明け早々から、ike はハワイにトランスパシフィックのレースの応援に行くと言っていた。
俺たち夫婦も誘われたんだが、ハワイにはカジノが無い・・・
これじゃ海外旅行の興味は半減だし、かと言って、改めてもう一度ギャンブルツアーは組めん。
こんなご時世に、年に2度も長期休暇を取ったら間違いなくクビが飛ぶぜ。
そんなわけでハワイは断念したのだが、どうせなら、いつものマカオを中止して、北米でカジノギャンブルを楽しもうと思ったわけだ。
北米って言っても、ベガスじゃ単なるギャンブルツアーになってしまうから、わざわざ、日本人が来ないようなナイアガラまで出かけることにしたわけよ。
俺の考えでは、日本人のギャンブル客は大銭を打つ割には勝負に弱いから、どうしてもハウスになめられるんだよな・・・
だから、いっその事、日本人なんぞひとりも居ないカジノで戦った方が勝負に集中できるってもんだぜ。


さて、今回のツアーはナイアガラフォールズの観光と、カナダ・アメリカの両国のカジノを楽しむって内容なのだ。


俺たち夫婦は8月9日のエアカナダ002便に飛び乗った。
離陸するとすぐに夕飯が出た(結局、12時間のフライトで3食も飯を喰わされる羽目になる)
機内では飯を喰うくらいしか、やることが無いと思っていたが、機内エンターテイメントでポーカー選手権のテレビ番組が放映されていた。これはなかなか見ごたえがある番組だったぞ。
5ポーカーなのだが、ビニアンズのホースシューでやった大会の録画じゃないかな。俺はポーカーに関しては、たしなむ程度だが、勝負の駆け引きはすべての種目に共通するから面白いよな。
トロントに着くと、まずは外に出てタバコを一服するが、12時間の禁煙タイムって永遠のように長い(笑)


さて、俺たちが泊まったのはヒルトン・ナイアガラフォールズのフォールビュー(滝に面した部屋)だ。
53階建ての48階だったから滝の景色は最高だ(もっとも俺には隣に見える30階建てのカジノの方が美しく見えるんだがな)
ナイアガラに泊まるならヒルトンかシェラトンなのだが、喫煙部屋があるのはヒルトンのほうだ。そうなりゃ、俺には選択肢がここしかないのは当然なのだ(喫煙者は肩身が狭いわ・・・)


部屋に荷物を放り込んで、チェンマネに行ったのだが、フロントでは出来ないとの事。近くに両替屋はあるのだが、時間外なのでやっていない。
それでは下見を兼ねてカジノに両替に行くことにする。
両替所ではキャッシャーが「日本の札は始めて見た!Very Beautiful !」なんぞ言っている。日本人の観光客はここには来ないのかね?健全な観光だけをしているようで安心したぞ。
カジノは広くて綺麗なのだが、ゲームテーブルが異様に少ない・・・
ブラックジャック、ルーレット、大小のテーブルが4台ずつくらいなもんだ。代わりにスロットマシーンは大量に設置されている(これじゃゲーセンじゃんかよ)
ふと見ると、他とは区切られてポーカーテーブルだけは大量にある。
レートとルール別に分かれているのだが、こっちは熱気がムンムンってとこだ。
俺は敵地ではポーカーはやらない。ローカルルールが多いのと、ポーカーでは相手に組まれたら不利だとわかっているからだ。
ヒルトンのカジノは禁煙なので、下見ついでに外に出て、シェラトンのカジノも覗いてみた。ナイアガラのカジノは2軒だけなのだ。
こっちもゲームテーブルの構成は同じようなもんだ。到着初日だし、14時間の時差ボケもあるので、偵察だけにしておいた。
勝負は明日の楽しみだぜっ!


そういえば、カジノにはショーが付き物だが、ヒルトンは本番ベガスからたまには有名なエンターティナーが来るらしい。
ちょうど、俺たちが滞在中はつまらんバンドだったのだが、俺たちが帰った翌週はドナ・サマーを呼んでいたな。それだけは残念であったわい。


晩飯は38階のレストランでライトアップされた滝を見ながら喰ったが、短い時間ながら花火が上がる。
5分くらいのもんだが、この景色だけはなかなかのもんだった。
ただし、味覚って部分ではどんなもんかね?俺は王道のテンダーロインをレアで喰い、嫁はサーモンのグリルを頼んだのだが、どちらも味にコクが無いんだよな。
醤油をブッかけて喰いたい衝動に駆られたわ(笑)


初日はこんなもんで、おとなしく過ごしたぜ。

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