三宅島で過ごした3日間は毎日同じような行動パターンで過ごしていました。
朝起きる、漁港に飛び込む、ホテル海楽で朝ごはんを食べる、三宅島の周りをクルージング・・・


初日は三本嶽、翌日は御蔵島、最終日は三宅島一周ってコースです。
残念ながらイルカや鯨とは遭遇しませんでした(怖がって出て来なかったのかな?)
黒潮のうねりも治まっていたので、とても快適なクルージングでしたね。(三宅島までの往路は、あんなに激しくうねっていたのに、不思議なくらい海面は平らでした)


夕方、漁港に帰ってくると地元のお爺ちゃんとビールを飲みながら、三宅島の噴火の話しを聞いたり、寄港している他のヨットの方と情報交換したり。
ただひたすら、何もしないでゴロゴロしています(笑)こんな素晴らしい環境でダラダラしているって最高ですね。


そして、夜になると仕事を終えた漁師の浅沼さんも参加して、毎晩楽しい飲み会です。魚が信じられないくらい美味しいからお酒が進むんですよね。
漁港に戻ると、どこかしらで宴会をやっています(笑)ヨットマンは大酒飲みが多いっすね。何かしらのお土産をぶら下げていくと参加OKです。
私たちもずいぶん他艇の宴会にはお世話になりました。同じ時期に油壺からも3艇三宅島に来ていましたし、下田や真鶴や焼津のヨットが多かったです。


三宅島で楽しく過ごした3日間も、あっという間に過ぎてしまいます。
いよいよ油壺に向けて出航の朝がやってきました。
水を汲んだり、漁協に挨拶に行ったり、お世話になった土屋食品さんにもご挨拶をして出航準備は完了です。(土屋食品さんは阿古漁港のそばにあるスーパーマーケットです。氷やビールを買出しに行ってました)


他のヨットに挨拶しながら、CirrusUはゆっくりと阿古漁港から出航しました。
三本嶽に向かって沖に出てから、針路を北にとって一気に黒潮の分流に乗って油壺を目指します。
このコースは浅沼さんに教えていただいたコースなんですが、ちょうど風向きも良く艇速も10ノットは出ていたと思います。


徐々に遠ざかる三宅島を眺めながら、お世話になった浅沼さんの携帯に電話をしてみると、遠ざかるCirrusUのセイルを海上で見送ってくれていました。
再会を約して、お世話になったお礼を言うと「近いうち東京で飲もうぜ!」との事(一週間後に世田谷で飲む羽目になってしまいましたけど・・・)


行きに18時間かかったクルージングですが、帰りは何と半分の9時間です。
油壺に戻ってCirrusUをハーバーに舫うと、大きなため息が出ました。
まだ、夏は真っ盛りなんですが、一つの夏が終わったなと妙に寂しい気分になってしまいました。


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