さて三宅島に到着して、ゆっくり起きた翌朝は三宅島漁協に挨拶に行きました。(ヨットを停泊させているんだから当然のことだけど、サボる奴が多いのは嘆かわしいわ)
遠慮して隅っこに停泊位置を直してから、漁港に停泊しているヨットにも挨拶周りをしました。
すると、偶然にも油壺ヨットクラブの所属艇TornadoVが停泊していた。
彼らはすぐに出航して新島を目指すとの事でした。


出航するTornadoVを見送った後、私たちも遅い朝食を摂りにホテル海楽まで出かけました。
レストランで二人で顔を見合わせていると、不思議とバカ笑いが浮かんでくるんだよね。この気分はシーマンに共通するものかも知れない。
だいたいが、大の大人が18時間も一緒に居て、船酔いでオエェェェなんてやった後でなければ、こんな気分になる事は無いだろう。
朝からビールを飲みながらゲタゲタ笑っている私たちはアホになってしまったのかもしれない・・・


船に戻ると艇長の携帯が鳴った。三宅島で漁師をやっている知人からの電話だった。艇長の声が弾んでいるので親しい関係なんだと想像出来るね。
夕方には阿古漁港まで遊びに来るという話なので、昼間は三本嶽までイルカ見物に行ってみる事になった。


阿古漁港を出ると、そこはただひたすら青いコバルトブルーの海面だった。
昨日と違い、うねりが治まっているので、海面は真っ平らです。こりゃビールが美味いわい(笑)
残念ながらイルカには遭遇しなかったのだが、まだまだ残りは3日ある。
昨日の疲れも残っているので適当にクルージングを切り上げて、帰港することにしました。


漁港の中で泳いだり、昼寝をしてのんびりしていると、普段の生活が信じられなくなってくる。
こりゃ危ないよな(笑)このままじゃ社会復帰できないじゃん・・・
昼寝から覚めると、そろそろサンセットの時間帯になっている。二人でビール片手に漁港の堤防によじ登るとちょうど夕日が海に落ちるところだった。
こんな夕日を久しぶりに見たよ。本当に現実離れした贅沢な時間の中に居るって実感する瞬間でした。


夜はホテル海楽のレストランで艇長のお友達、浅沼一長さんと待ち合わせです。浅沼さんと艇長は昔からのヨットを通じたお付き合いです。
私を含めた3人でガンガン飲んでしまいました(笑)私と浅沼さんは初対面なんですが、そんな事は一切関係ありませんね。
ヨットの話や共通の知人の話、特に面白かったのは三宅島のイルカの話でしたね。
夜は長いし、楽しい飲み会は延々続くのでした・・・


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