昨夜は若いディーラー相手にボロ負けをこいた俺だが、ゲン直しにワイナリーへテイスティングツアーに出かける事にした。
ワイン好きな嫁も大賛成だ。アイスワインと聞いて、目をウルウルさせているじゃねーか。
ナイアガラ近郊にはVQA(カナダにおける品質認証基準)の承認を受けたワイナリーがあるのだ。
俺はワインに関しては勉強中だが、嫁はワイン談義が大好きだ。まあ、一緒に暮らしているうちに、俺も多少はワインの事がわかってきたが、まだまだだな。
ちなみに、昨年からアロハファクトリーでデザインを手伝ってくれている照子さんと嫁はワイン仲間なのである。二人でワインを飲み始めると止まらんのだわ(笑)
俺と ike は酒は好きだが、ワインに関しては詳しくない。ike は白ワインにジンを混ぜて「即席マティーニの出来上がり方!」なんぞ言っている。さすがに俺はここまでの野蛮人では無いけどね(笑)


ナイアガラの近郊にはVQAの認可を受けたワイナリーがたくさんある。どこに行ったらよいものか悩むくらいだが、ここは嫁の勘に任せて、ワイナリーのツアーを開始した。
広大な土地に数え切れないほどのワイナリーが点在するのだが、とりあえず飛び込みで何軒か訪問してみた。
アイスワインとは、木に房をつけたまま冬まで放置して凍らせた葡萄を醸造して作るワインなのだ。
恐ろしく手間がかかるのだけど、それだけに甘みが強く芳醇な香りがする。貴腐ワインと似た味わいがあるんじゃないかな?
嫁は大喜びでシャルドネを飲みまくっている。俺は赤が好きなので、邪道かも知れんがカベルネを選んで飲んでみた。
ワインに詳しくない俺が飲んでも、なかなかのものだ。
俺は夜のギャンブルがあるのでほどほどにしていたが、嫁は遠慮無くシャルドネを味わっている。来年からは海外ワイナリーツアーもいいかもな。


さて、ワイナリーを4軒回って、ホテルに戻った俺たちは晩飯の打ち合わせを開始した。
今夜の晩飯は中華で決定じゃ。カナダに来てまで中華と思ったが、2晩連続で味気ない晩飯だったので、中華にトライすることになったのだ。
結果としては大正解だったぞ。
チャーシューはジューシーだったし、フカヒレのXO醤もなかなかのものだ(マカオと較べるのはフェアでないが、北米でこんなに美味い中華に出会えるとは思わなかった)
そろそろ米が恋しくなってきたところだったので、チャーハンなんぞを頼むと、アメリカ米なので適度にパラパラしている。炒めて食べる場合なら、これで正解かも知れんな。


部屋に帰り、財布の中身を点検すると、まだ軍資金はたんまりある。嫁に見つからないように10枚以上の$100札をくすね、カジノに出撃じゃ。
ヒルトンのカジノは2階から渡り廊下で直接入れるようになっている。カジノに入る直前の気分は最高だな(笑)
まだ時間が早いためか、客の入りは良くない。昨夜のように、ギャラリーが集まってくるのは好ましくないので、俺にとっては好都合である。
まずは、昨夜と同じくルーレットでウオーミングアップじゃ。
適当に赤黒なんぞで張り流しているうち、急にチップが増え始めた。そこで数張りに転向したところ、コレがまったく当たらない。
頭を冷やすべくカジノから外に出て、タバコなんぞを吸ってきた。それでも、まだチップはプラスしているぜ。


ジャッキーのテーブルに行くと、昨夜の若いディーラーがアラブ人風のオッサン相手に苦戦していた。こりゃ面白いってんで、俺は後ろで観戦することにした。
このアラブのオッサンはスプリットでディーラーを苦しめているようだ。
掛け金がデカイので、俺が場を乱してはイカンと思い、俺は参加しないでいた。とにかく、スプリットしまくり、カード引きまくりなのに、このオッサンはなかなかドボンしない。むしろ、ディーラーの方がバーストしている。
30分ほどで、このオッサンは大勝ちしてポーカーテーブルに移動した。


跡に座った俺を見て、このディーラーはホッとしたような顔をした。俺もなめられたもんだぜ・・・
さて、カードを改めてシャッフルし、ゲーム開始になったが、勝負は一進一退だ。
結局、12時近くまで戦ってほぼイーブン。ルーレットで勝った分だけがプラスになる。
明日はアメリカ側からの観光の予定なので早めに切り上げることにした。

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