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暑い夏がもうすぐやってきますね。でも、夏本番の前に一か月間の梅雨を過ごさなければいけません。細かい雨が霧のように体にまとわり付いて、ちょっと嫌な時期ですよね。でも、私の大好きな泰山木の花が咲く時期でもあります。


うっすらとした霧雨が降る夜に、泰山木の白い花が街路灯の光の中でかすんで見える風景は、ちょっと幻想的でもあります。
日本がアジアのモンスーン地域に位置していることを実感できる季節です。


さて、数年前から官邸がクール・ビズって言い出しましたね（拍手！）誰が作ったコピーなのでしょか？傑作ですね。
日本の夏って熱帯雨林気候でムチャ暑いですから、環境問題を考えれば当然の事だと思います。


小泉首相もこの種のパフォーマーとしては立派なものです。その昔、羽田孜（元首相）の提唱した「省エネルック」なんて絶望的でしたからね（爆）
いくら涼しくたって、「恥ずかしいから絶対着ない！」ってみんな思っていたはずです（キッパリ）


国内の話なら、「見ているだけで恥ずかしい〜」で終わりますが、あれを着て海外の要人に会っていたわけですからねえ。。。
あれを見た海外の要人はどんな感想を持ったのでしょうか？どう考えても出来の悪いジョークとして受け取っていますよ（笑）
やはり、急ごしらえの小理屈ではなくて、それなりの文化風土の中で熟成されてきたものは違うと思います。

例えば、フィリピンのバロンは正装ですよね。ちゃんと民族衣装として認知されているし、植物繊維で織られているから涼しいし。
沖縄のかりゆしだって涼しげですよね。やはり、それなりの風土に適応した衣装ってあるわけです。


では日本の固有の文化的バックボーンがあるって夏物衣料って何でしょう？
そうなると浴衣になってしまうかも知れませんね（これはマズイか？）
いくらなんでも浴衣では公式行事に出るわけにはいきませんね、残念です。
公の場という事であれば、中途半端な半袖のＹシャツより、いっそポロシャツの方が潔いかも。
高温多湿の気候に適応する素材として、汗の吸い込みが良い綿素材なら最高です。
今回の政府の提案クール・ビズが早く民間に根ずくと良いですね。
暑い夏にネクタイしているなんて、一種の文化的拷問でしょ？
あんまり、堅い事言わずに、楽にさせてくださいな（笑）

そういえばイギリス人って保守的な印象が強くて、実際かなり保守的なのですが、意外なことに国外の習慣でも貪欲に吸収していますね。
世界中に植民地を持っていたのですから、ある意味当然なのですが、インドのマドラスって柄はイギリスでトラッドの定番になっています。
インドで言えばカシミアの生地とかいろいろありますね。


紅茶はイギリスで採れないにもかかわらず、イギリス人の生活に溶け込んでいたりします。
猛暑のグルカ地方の短パンはグルカショーツとして軍服に採用されています。軍服ってもっとも合理性が要求される衣類でしょ？
すぐれた文化を自分なりにアレンジして取り込んでいく素養があったのだと思います。
さて、個人的な意見を言えば、かりゆしがＯＫであればクール・ビズの期間内はアロハシャツも許可するべきだと思います。
特に綿素材のアロハは涼しいですよ。
短パンにアロハにサンダル履き（おいおい）なんてスタイルだったら日本の夏はパラダイスですよ。

ハワイより体感温度が高い日本の高温多湿な夏に適応するウェアとしては、やはりアロハシャツが最適ですよね。
実際のところ、湿度の低いハワイならレーヨン素材が最適ですが、日本のように湿度が異常に高い地域では綿の方が汗の吸い込みの分だけ着心地が良いと思います。
肌にベトつかず爽やかな感覚で着ることが出来るのではないでしょうか？


明治時代に日本を近代化するにあたり、イギリスに範を取った経緯もあリますよね、車のハンドルも右ですし。
イギリス人のように海外の風俗を正当に評価し、取り入れていくのも２１世紀の近代化ではないでしょうか？


実際に、ハワイではアロハシャツは準礼装とされています（ちょっと無理があるかな）
まあ、そこまで強引にこじつけなくても「暑いから」って理由だけで充分ではないですか。


でもでも、アロハシャツでサンダル履きだと営業はきついかもしれませんね。
私だって仕事中にアロハ・マンが打ち合わせに来たら驚くかも（笑）


私は受け入れますけど、サンダル履きだけはまずいかもね。
社内で内勤の方だったら能率上がると思いますよ。

のんびりした時間が社内に流れて、素敵な会社になるとよいのですが、下手すると倒産してしまうかも（笑）
アロハシャツはクール・ビズの最強ツールなんですが、使い方を間違えると大変なことになってしまいそうです。