人はそれぞれの環境で社会にコミットしているのですが、私は従来型の社会に興味が湧かなかったので、とりあえずは大学院で学究の道を歩んでいました。
従来の社会形態を調べているうちに、現在私たちが置かれている社会とのギャップが目につくようになってきました。


石原莞爾（関東軍参謀1989-1949）の「世界最終戦論」の中で「最終的な戦闘の単位は集団から個人に移行する」とありますが、現在のネット社会はまさに個人が横並びで形成している世界です。
私は無数の個人が形成する世界に興味を覚え現在の職につきました。やっと自分のフィールドを見つけることが出来たのです。


それぞれの社会には逆説があるのですが、そんな逆説が単純な形で存在している世界はインターネット上に存在するバーチャルな世界です。
それぞれの本音がぶつかり合い、また、一方的な発言だけで構成され、瞬間に発生し瞬間に消滅していく儚い幻想の世界・・・そんな世界の指標を構築することに意味があるかは別にして、少なくとも最低限のルールは必要だと思います。


インターネットの世界に今後流入してくる一般の方々が、何の予備知識も持たずにジャングルに迷い込まないように「立ち入り禁止」とか「歩行厳禁」の立て札が必要ですよね。
現在の情況は仮にあっても小さな表示で、しかも英語で書いてあるのですから誰も気がつかないですよ。入ったら２度と出られない世界もありますから要注意です（笑）

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